| トップページ > ひげ日記 > ひげ日記2012年9月 「南海トラフ巨大地震の被害想定」 |
「省エネ住宅を測る“ものさし”」
Part2
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「南海トラフ巨大地震の被害想定」
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2012年9月号より |
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政府・中央防災会議の対策検討ワーキングチームは8月29日、駿河湾から日向灘の「南海トラフ」を震源域とする最大級の地震が起きた場合、最大で32万3千人が死亡し、238万6千棟が全壊・焼失するとの被害想定を公表しました。これは東日本大震災の17~18倍の規模になるといわれています。今回のひげ日記では内閣府HPに掲載された南海トラフ地震に関する資料の内、静岡県東部地方に関する情報を中心に皆様にお伝えさせていただきます。
市町村別最大津波高の予想では富士市で6m、沼津市で10mとなっています。1mの津波の最短到達時間は富士市で3分、沼津市で4分、3mの津波は富士市で11分、沼津市では4分で到達となっています。つまり沿岸部にお住まいの方は、地震が来たらすぐに逃げなくては間に合わないということです。日頃から非難ルートと避難場所の確認を行い、強く揺れたら逃げるという意識を持っておくことが大切です。

最大震度予想は富士市で震度7、富士宮市、沼津市、三島市、伊東市、裾野市、御殿場市で震度6強となっています。
建築基準法では震度6強から7程度の地震の際に倒壊せず、震度5強程度の地震は構造躯体が損傷しないことを目標としています。つまり震度6強から震度7の地震が起きた場合、建築基準法レベルの耐震性能しかない住宅では、倒壊は免れたとしても構造躯体が損傷し、避難所で生活しなくてはいけなくなる可能性が高いということです。そうした状況にならない為には、最低でも建築基準法で想定している1.25倍の力に対しても耐える「耐震等級2」(長期優良住宅の認定基準です。)、更には弊社でお勧めしている建築基準法の1.5倍の力にも耐える「耐震等級3」での家づくりをしておけば更に安心だという事です。

また都道府県別の死者数で最大と想定されているのが静岡県で、10万9千人です。静岡県での全壊棟数は最大で約319,000棟。内訳は揺れによる全壊が約208,000棟、液状化による全壊が約4,900棟、津波で約30,000棟、急傾斜地崩壊で約600棟、火災で焼く75,000棟となっています。

今回の被害想定の公表では、あわせて防災対策による軽減効果も具体的に示されています。例えば現状では79%の建物の耐震化率を100%まで高めた場合には、揺れによる全壊棟数や死者数を約6分の1に減らせるとしています。また家具の転倒や落下防止対策だけでも実施率を100%まで引き上げることで死者数をおおよそ3分の1に減らせるとしています。

静岡県が2001年にまとめた東海地震を想定したライフラインの復旧予想では、全国から復旧作業の応援が入ることを前提とした場合、上下水道やガスで約30日、電気で6~12日かかるとしていましたが、各地で被害が発生する南海トラフの巨大地震の際には十分な応援要員が見込めないため、復旧には更に時間がかかる可能性がありそうだということです。
今回の被害想定を受けて、各自治体では被害抑制に向けた対策を推進していく予定ですが、非常用持ち出し袋や非難路・避難場所の確認、家具の転倒防止対策や住まいの耐震補強の検討など、自分で出来ることから少しだけでも準備を始める事が大切だと思います。
耐震補強工事を行う場合には県や市町村の補助金制度もありますので、検討されている方はお気軽に弊社までお問合せ下さい。
今回のひげ日記の情報は、インターネットの内閣府・防災情報ページにあります。このHPでは膨大な資料一式がダウンロードできるようになっていますので、興味のある方は是非ご覧下さい。
HPはこちらから→http://www.bousai.go.jp/nankaitrough_info.html
尚、先月号のひげ日記で採択を待っていると書いた「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」は8月10日に無事採択されました。また、8月5日に受験しました「家庭の省エネエキスパート検定」も無事合格しました。今後とも勉強を続け、地震に強く、快適で省エネなエコ住宅を皆様にお勧めしていきたいと思っています。
それでは、また来月お会いしましょう。
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㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏
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