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2008年7月号より |
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北海道洞爺湖サミット開催に合わせたかのように、国土交通省は7月7日、「第1回超長期住宅先導的モデル事業の採択事業」(以下『超長期』)を決定しました。
この事業は、「いいものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会の住宅のあり方について、広く国民に提示して技術の進展に資するモデル事業を国が公募し、建設工事費の一部(上限は1棟につき200万円)を補助するというものです。
今回の応募数は603件あり、採択されたのは全体で40件、そのうち新築住宅部門では25件(うち11社は大手ハウスメーカー)でした。心ほっこり5月号の『ひげ日記』で書かせていただいたように、弊社もこの事業に『温故創新の家』というタイトルで申請しました。(温故創新といえば、洞爺湖サミットで福田総理も短冊に『温故創新』って書いてました!!) 結果は…残念ながら採択されませんでした。採択数は私が想像していたよりはるかに少なく、工務店ネットワークの提案は軒並み不採択、全国ネットで採択されたのは全建連とNCNそれともう一社あっただけでした。ハウスメーカーでも不採択の会社がいくつもありました。ローコストメーカーは全滅。特に残念だと思ったのは、かなりレベルの高い提案をしていたと思われる地域工務店の提案も軒並み不採択となったことです。
『つくり手の会』の仲間がBLOGで書いていました。『チーム』で合格、『個人』で落選。私たち『つくり手の会』のメンバー各社は『個人』にあたる工務店での応募は全滅でしたが、所属する『チーム』NCNのSE構法では合格となったからです。弊社の場合、さらに全建連加盟の『富士山木造住宅協会』にも所属していますので『超長期』で2つの事業が採択されていることになります。『NCN』、『全建連』どちらかの提案内容で住宅を申請して建築すればお客様は補助金(最大200万円)を受け取れることとなります。
個人で落選は残念でなりませんが、お客様のことを考えるとひとまず安心となるのかもしれません。この補助金や必要な手続きについての詳細は近々明らかになると思われます。申請時に要求される建物性能は現在弊社で施工中のお客様のお宅とほとんど変わりませんが、事前申請等が必要なため残念ながら今後の物件のみ対応可能となってしまいます。静岡県東部でこの2TYPEどちらでも補助金申請できるのは弊社のみと思われます。詳しい話がお聞きになりたい方は、弊社までお問い合わせ下さい。
『住宅・建築物省CO2推進モデル事業』についても残念ながら落選となってしまいましたが、採択の内容をみると『超長期』よりさらにきびしい内容でした。応募総数120件、そのなかで新築住宅の提案で採択されたのはわずか4件だけでした。
弊社がかねてより皆様にお勧めしているのは、『地震に強く住む人と地球にやさしい家』です。そんなエコロジーでエコノミーな住宅の設計手法である、『自立循環型住宅』と『CASBEE』(※注)これら2つの考え方は今後ますます重要になってくると思います。今回の洞爺湖サミットを契機にこうした家づくりの考え方が広まって欲しいと思っています。
『超長期』の採択の基準には納得いかないところもありますが、弊社で皆様にお勧めしているこうした家づくりの考え方を理解していただくためにも、『長寿命化への先導的な役割を担い、普及啓発に寄与するモデルを求める』という『超長期』の趣旨からも是非補助金申請してハウスメーカーに勝るとも劣らない家を建てて行きたいと考えています。
ちなみに、7月7日に『CASBEE戸建評価員』の資格試験を東京で受けてきました。8月上旬には合否の発表があります。こちらは大丈夫、合格だと思います。
※注)CASBEE:キャスビーとは、建築物を環境性能で格付けするツ-ル。昨年の9月に戸建て住宅向け正式版が発表され、国の施策のあらゆるところで言及されるようになってきました。環境負荷が少なく住宅としての品質が高いものは高く評価される仕組みになっています。
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㈱建築工房わたなべ 代表取締役 渡邉泰敏
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