皆さんこんにちは、渡邉です。毎日じめじめと暑い日が続いています。今年も気がつけば7月、残り半分となってしまいました。
さて私事ですが、4月から町内会で組長の順番となり町内行事などに参加する機会が多くなりました。先日も「福祉フェスティバル」に参加しました。私の担当は「触感体験コ−ナ−」で、参加者に目隠しをしてもらい例えばシャンプ−とリンスのボトルを触ってももらい、どちらがシャンプ−かを当ててもらうというようなことをしていました。参加者の皆さんに大変好評だったので今月号のひげ日記では、身のまわりにある「触ってわかるユニバ−サルデザイン」を中心にお話したいと思います。

家庭の中にあるもので有名なのが「シャンプ−のボトル」だと思います。シャンプ−とリンスを間違えないようにシャンプ−容器の側面にギザギザが付いています。これは「シャンプ−とリンスの容器が同じで紛らわしいので形を変えて欲しい」「洗髪時、目をつぶっていても区別がつくといい。」といった要望を反映するために1991年に花王が開発し「実用新案」を出願して発売したそうです。その後シャンプ−容器にキザミを入れるという事が業界で統一されていないと消費者が混乱すると考え、「実用新案」を取り下げ業界各社に働きかけたという事です。花王さんかっこ良いですよね。ポンプタイプ容器の場合は頭の部分にボトルタイプのものは側面にシャンプーのみにギザギザがついています。

・パソコンの「キ−ボ−ド」にはブラインドタッチの基本となる左手人差し指の「F」と右手人差し指「J」ボタンに突起。
・公衆電話の「5」ボタンの突起、電卓や一般の電話機、携帯電話、さらにはリモコンにもこの突起はあります。
・缶入りアルコ−ル飲料の場合は間違って飲まないように飲み口の近くに「おさけ」という文字が点字で書いてあります。
・牛乳パックの開け口の反対側の上部に切り欠きをつけて、その他の飲料(お茶やジュ−ス)と区別できるようになっています。
・プリペ−ドカ−ド右下の切り欠き。カ−ドを切り欠きが右側の手前になるように持った場合に上が「表」になり、左側が挿入方向になるようになっています。今では珍しいテレホンカ−ドには扇状の切り欠きが1つ、図書カ−ドは扇状の切り欠きが2つ、鉄道などのパスカ−ドには「3角」、ショッピングカ−ドには「四角」、など切り欠きでカ−ドの識別ができるようにもなっています。
その他、洗濯機、ウォシュレットのリモコンにも点字表示があります。 カゴメのトマトケチャップのビニ−ルのボトル部分にも点字で「ケチャップ」と書いてあります。

ユニバ−サルデザインと似た言葉にバリアフリ−というものがあります。バリアフリ−はお年寄りや障害のある方などを対象に、快適に生活できるように後からバリア(障害)を無くすことを言います。一方ユニバ−サルデザインは国籍や性別、年齢や障害の有無に関係なくはじめから全ての人が使いやすいものを作る設計手法のことを言います。例えば階段しかない出入り口の横にスロ−プを設置するというのがバリアフリ−。設計時点でだれでもが使いやすいように段差の無い出入り口にするとか、階段とスロ−プ両方を設置するというのがユニバ−サルデザインです。

水道の蛇口なども握って回すタイプのハンドルから握力も必要なく、汚れた手でも水やお湯を出す事のできる押すタイプのレバ−ハンドルに、室内のドアも同様で握力の必要な握り玉から押すだけで簡単なレバーハンドルが主流になっています。他にも電気ポットや加湿器などにはマグネット付コンセントが使用されています。もしコ−ドに足を引っ掛けてもすぐに外れるため、ポットが転倒して熱湯で火傷をするといった事故を防ぐことができるようにです
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身の回りを見渡してみたりインタ−ネットで検索をしていただくとまだまだ沢山の事例が出てきます。「なるほど」や「へ〜ぇ」というものも沢山ありますので、興味のある方は是非調べて下さい。 それではまた、来月お会いしましょう。